新居戸建てへの引っ越し前にやるべきこととは?タイミング別チェックリスト

新築に引っ越す前にやることって?

新築戸建てに引っ越す場合、賃貸に引っ越すよりもやることはたくさんあります。

しっかり段取りをたてて取り組まないと、時間が足りなかった・やり忘れてしまったという事態にもなりかねません。

とはいえ、新築に引っ越す機会はそう多くはなく、はじめてで何からすればいいのか分からないという方も多いもの。

そこで、この記事では新築戸建てに引っ越す前にやることと、タイミング別に紹介します。

タイミング別チェックリストもあるので、引っ越し準備の参考にしてください。

 

新居戸建てへの引っ越し3か月前にやるべきこと

新築戸建てへ引っ越し3か月前までは、引越しのための準備や時間がかかる項目から取りかかる時期です。

主なやるべきことには、下記のようなことがあります。

実施タイミング やるべきこと
3か月前まで 引っ越し会社を決めておく
3か月前まで 新居用の家具で必要なものをリストアップする
3か月前まで 現在の住まいの退去日を大家さんに伝える

以下では、各項目の押さえておきたいポイントを解説します。

引っ越し会社を決めておく

引っ越しを自分たちだけで行うのは大変な作業になります。

ファミリー世帯で荷物が多い、遠方への引っ越しという場合は、引っ越し会社に依頼するほうが手間も省け安全・スムーズに引越しできます。

ただし、費用は依頼する会社によって異なるので、複数社に見積もりを取って比較することが大切です。

相見積もりを取って比較していくので引っ越し会社選定に時間がかかります。

また、引っ越しする時期によっては、早めに依頼しないと希望の日程を抑えられない恐れがあるので注意しましょう。

3月~4月や9月~10月は引っ越しの繁忙期になるので、この時期に引っ越すなら早めに引っ越し会社選びに取りかかることをおすすめします。

 

新居用の家具で必要なものをリストアップする

新居に必要な家具をリストアップし、今の家具を持っていくのか新しく購入するのかを決めます。

新築の間取りやサイズを抑えたうえで、配置や家事動線まで考えてリストアップしていくと、引っ越し時にどこに配置すればいいの迷うということを防ぎやすくなります。

 

現在の住まいの退去日を大家さんに伝える

退去日が決まり次第、今の家の大家さんに退去の旨を伝えましょう。

賃貸の場合、退去通知は退去日の1か月前と定めているケースが一般的です。

しかし、契約内容によって異なる可能性もあるので、契約書で期限や解約方法を確認する必要があります。

期限を超えてしまうと余計な賃料が発生する恐れもあるので、期限までに退去手続きが終えられるようにしましょう。

 

新居戸建てへの引っ越し1ヶ月前にやるべきこと

引っ越し1か月前は、ライフラインの手続きや具体的な引っ越し準備に取り掛かっていきます。

主なやるべきことは、以下の通りです。

実施タイミング やるべきこと
1か月前まで インターネット回線の工事を予約する
1か月前まで エアコン工事を予約する
1か月前まで 新居用の家具を購入する
1か月前まで 今の住まいの家具を処分する

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

インターネット回線の工事を予約する

賃貸やマンションの場合、インターネット回線がすでに用意されているケースもありますが、新築戸建てでは自分で手続きする必要があります。

インターネット回線は、依頼後工事が必要になり開通まで1週間以上かかります。

引っ越しシーズンなど繁忙期は、工事日程を抑えられずにさらに時間がかかるケースも珍しくないので注意が必要です。

引っ越ししてすぐにインターネットを使う必要がある場合は、早めに工事の依頼をしておきましょう。

 

エアコン工事を予約する

エアコンは購入すればすぐに使えるわけではありません。

購入後に、設置工事が必要になるので早めに工事を予約するようにしましょう。

とくに、夏場や冬場と言った引っ越し直後からエアコンが必要な時期は注意が必要です。

その時期はエアコン工事の繁忙期にもなるので、希望の日程が抑えられない可能性が高くなります。

引っ越し当日から利用したい場合は、早めに予約手続きを進めることが大切です。

 

新居用の家具を購入する

必要な家具のリストアップ後に購入が必要な家具があれば、購入を進めていきましょう。

新しく購入する家具がある場合は、早めに購入・手配に取り掛かりましょう。

家具によっては配送に時間がかかり、希望日に間に合わない可能性もあります。

くわえて、家具を購入する際には次のことはチェックしておくことが大切です。

・配置予定(サイズや配線の有無)

・搬入間口の大きさ

今の住まいの家具を処分する

新しく購入するなどで費用になる家具の処分も進めていきましょう。

不要な家具を処分しておくことで引っ越し費用を抑えることにもつながります。

不要になる家具は、自治体のごみ処分のルールに従って処分します。

大型家具などの粗大ごみは、すぐに処分できないケースも多いので早めに取り掛かるとよいでしょう。

比較的きれいな不用品なら、リサイクルショップなどで買取ってもらうのもおすすめです。

 

新居戸建てへの引っ越し直前にやるべきこと

引っ越し直前は、引っ越しの最終準備や新居に向けた手続きがメインになります。

直前までに必要なやることは下記の通りです。

実施タイミング やるべきこと
引っ越し直前 新居のライフラインの開始手続きをする
引っ越し直前 郵便の転居届を出す
引っ越し直前 現在の住まいの退去手続きを行う
引っ越し直前 新居の近隣の方へ挨拶する
引っ越し直前 新居の近隣の方へ挨拶する
引っ越し直前 冷蔵庫と洗濯機を水抜きする

引っ越し直前は慌ただしくなりますが、新生活に必要な手続きも多いので漏れがないように念入りにチェックしながら進めていきましょう。

 

 

新居のライフラインの開始手続きをする

下記のライフラインの停止手続きと開始手続きが必要です。

・電気

・水道

・ガス

停止手続き・開始手続きともに引っ越しの1週間前までに申し込んでおきましょう。

申込方法は、電話やインターネットなどで手続きできます。

利用する会社によっては、メーターの確認や開栓に立ち合いが必要になるケースもあるので、早めに確認しておくとよいでしょう。

引っ越し後も同じ会社を利用する場合は、停止手続きと同時に開始手続きもできるのでそれほど手間はかかりません。

また、引っ越しを機に利用する会社を見直すのもおすすめです。

新しい会社で申込む場合も、引っ越しの1週間前までに申し込めば基本的に引っ越し当日から開始できます。

 

郵便の転居届を出す

郵便の転居届を提出すれば、転居後1年間は旧居に届いた郵便物は新居に転送してもらえます。

転居届を忘れて旧居に郵便物が届くと、あて先不明で差出人に返送されてしまうので必ず手続きするようにしましょう。

転居届は、インターネット・郵便局の窓口・ポスト投函で手続きできます。

ただし、申し込んですぐに転送されるわけではない点に注意が必要です。

基本的には申込書に記入する転送開始希望日から転送されますが、転居届の登録までに3~7日ほどかかるため、希望日に間に合わない可能性もあります。

また、転送される期間は届け出た日から1年となり、転送希望日から1年ではない点にも注意が必要です。

転送してもらえる期間を覚えておき、郵送物が新居に送られるように各方面への連絡や手続きを進めていきましょう。

 

現在の住まいの退去手続きを行う

引っ越しして住所が変わる場合、転出届または転居届が必要です。

とくに、引っ越しして市区町村が異なる場合は転出届が必要になります。

転出届は引っ越しの14日前~同日までに、管轄の役場に提出しなければなりません。

提出後には転居証明書が発行され転入届時に必要になるので、大切に保管しておきましょう。

また、引っ越しシーズンは役場も込み合うので早めに手続きしておくと余裕を持って引っ越しに臨めます。

自治体によってはオンラインでの申請に対応しているので、オンラインを活用するのも良いでしょう。

 

新居の近隣の方へ挨拶する

新居の近隣の方に転居の挨拶をしましょう。

引っ越し日には近隣の方に、何かしら迷惑をかける恐れもあります。

事前に引っ越し日を伝えておくことで、不要なトラブルを避けることにもつながります。

また、旧居の近隣の方にも同様に挨拶しておくことも大切です。

 

冷蔵庫と洗濯機を水抜きする

冷蔵庫と洗濯機は引っ越しにあたり水抜きが必要です。

冷蔵庫は電源を抜いて霜取りと水抜きをし、冷蔵庫内部をきれいに掃除しておきましょう。

霜取りができていないと、コンセントを抜いたら下が解けて運搬中に漏れてしまう恐れがあります。

霜取り機能がある冷蔵庫であれば、前日にコンセントを抜くだけで問題ありません。

引っ越し前日から冷蔵庫は使えなくなるので、食事の計画も頭に入れておくようにしましょう。

洗濯機も給水ホースと排水ホースの水抜きが必要です。

それぞれの水抜きの仕方はメーカーによって異なるので、取り扱い説明書を確認しておきましょう。

 

新居戸建てへの引っ越し当日にやるべきこと

引っ越し当日にやることは引っ越し作業だけではありません。

引っ越し当日にもやることは多いので、忘れずにチェックしていきましょう。

当日にやるべきことには、下記のようなことがあります。

実施タイミング やるべきこと
引っ越し当日 退去する家の退去清算と鍵の引き渡しを行う
引っ越し当日 ガス栓開通の立ち合いを行う
引っ越し当日 荷物を確認して荷ほどきする

 

退去する家の退去清算と鍵の引き渡しを行う

旧居の荷物の搬出と掃除が終われば、鍵を返却します。

また、大家さんや管理会社が退去状態の確認に立ち会うケースもあるので、事前に確認するようにしましょう。

ガスと水道は、利用している会社によっては停止手続きに立ち合いが必要になります。

電気については、ブレーカーを落とすのを忘れないようにしましょう。

ガス栓開通の立ち合いを行う

新居でガスを利用する場合は、開栓の立ち合いが必要です。

スケジュールを確認して立ち合いに間に合うように、段取りを立てておきましょう。

オール電化住宅の場合は、ガスを使用しないので立ち合いは不要です。

電気・水道は基本的に自分で開栓すれば使用開始できます。

 

荷物を確認して荷ほどきする

荷物の搬入が終われば確認して荷ほどきをしていきます。

事前に、段ボールにどの部屋に搬入するのか記載するなど引っ越し会社と打ち合わせしておくと負担を減らしやすくなるでしょう。

 

新居引っ越し後にやるべきこと

やること

引っ越しして一息つきたいところですが、引っ越し後にもやるべき手続きが残っています。

引っ越し後にやるべきことには、下記のようなことがあります。

実施タイミング やるべきこと
引っ越し後 役所の窓口で転居届けを出す
引っ越し後 交番等で運転免許証の住所変更届けを出す
引っ越し後 銀行の窓口で通帳口座の住所変更届けを出す

引っ越し後の住所変更などの手続きは期限が決まっているものも多いので、期限内に手続きできるように注意しましょう。

役所の窓口で転居届けを出す

引っ越し後に役所で必要な手続きには、下記のようなものがあります。

・転居届

・転入届

・マイナンバーの住所変更

・印鑑登録

・国民年金の住所変更

・児童手当の申請

同じ市区町村内で引っ越しした場合は転居届、異なる市区町村に引っ越しした場合は転入届が必要です。

転入届には転出証明書が必要なので忘れずに準備しましょう。

転居届・転入届ともに、引っ越しから14日以内の手続きが必要です。

マイナンバーは住所変更の届けが必要になります。

印鑑登録は、同じ市区町村内であれば転居届で手続きできますが、異なる市区町村の場合は新たに登録が必要です。

児童手当も同じ市区町村内の引っ越しでは住所変更届だけですが、異なる市区町村の場合は新たに認定請求が必要になります。

引っ越しに伴い子供が転校する場合、転居届・転入届後に発行してもらう入学通知書が転校先の学校での手続きに必要です。

発行後は大切に保管して早い段階で転校先に提出するようにしましょう。

国民年金や健康保険は、加入状況や管轄の自治体によって手続きが異なります。

このように、転居後は役所でする手続きが多いものです。

引っ越し先の自治体などによって必要な手続きは異なるため、事前にどの手続き・どの書類が必要何かを調べておくとスムーズに手続きできるでしょう。

 

交番等で運転免許証の住所変更届けを出す

免許所を所有している場合、住所変更届が必要です。

転居先の警察署などで手続きを行いましょう。

また、下記のようなものの住所変更の届けが必要です。

・パスポート(本籍の都道府県が変わる場合)

・自動車の登録

・各種保険

・会社

・通販サイトなどの登録

会社に勤めている場合、会社の健康保険や厚生年金などの変更が必要になります。

会社のルールに従って早めに届出をするようにしましょう。

火災保険や生命保険なども住所変更が必要になるので、準備手続きを行っていきます。

旧居の火災保険・地震保険を解約する場合は、解約日には注意が必要です。

解約日から引っ越しまでに日が空くと、その期間は補償の対象外になってしまうので解約手続きは引っ越し後に行いましょう。

通販サイトやサブスクなど住所登録が必要なものも、早めに住所変更手続きを行っていきます。

 

銀行の窓口で通帳口座の住所変更届けを出す

引っ越し後にも以前の口座をそのまま使用する場合は、住所変更手続きを行いましょう。

変更手続きは、窓口やインターネットなどで可能です。

利用する金融機関で期限や手続き方法を確認するようにしましょう。

引っ越し後に同じ口座を利用しない場合は、口座を解約しておくことをおすすめします。

また、クレジットカードを利用している場合は、クレジットカードも住所変更が必要な点は覚えておきましょう。

住所変更が遅れると、お知らせを受け取れない・不正利用など緊急時に連絡が取れないといった事態にもなりかねません。

利用するクレジットカード会社に変更手続きを確認して、早めに手続きするようにしましょう。

住所変更が必要なものは、意外に数が多いものです。

後からしようと先延ばしにしていると、変更を忘れてしまう可能性もあります。

手間はかかりますが、引っ越し直後にまとめて住所変更しておくことで変更忘れを防ぎやすくなります。

あらかじめ住所変更が必要なものをリストアップしておき、スムーズに手続きできるようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

新築戸建てへの引っ越しでやるべきことをお伝えしました。

新築戸建てへの引っ越しでは、引っ越し準備に加えて自分で手配しなければならない手続きも多く、やるべきことは多岐に渡ります。

直前にすべて行うと時間が足りない・間に合わないとなってしまうので、早い段階から準備に取り掛かることが大切です。

新居生活をスムーズにスタートできるように、引っ越し準備を万全に行って引っ越し当日を迎えられるようにしましょう。

 

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