給湯器の寿命はどのくらい?交換の目安や故障の予防対策も紹介

給湯器は、家でお湯を沸かすために必要な機械です。

消耗品のため、耐用年数を超えると不調が目立ち、故障することもあります。

では給湯器の寿命はどのくらいかご存じでしょうか?

本記事では給湯器の寿命や壊れる原因、交換の目安や故障しないための予防対策について解説しています。

 

目次

給湯器の寿命・耐用年数は約10年

給湯器の寿命・耐用年数は約8〜10年です。

これは給湯器の製造を行っているメーカーによって設定された安全に使い続けられる期間であり、国が交換を推奨する目安でもあります。

耐用年数を過ぎても問題なく稼働している給湯器もありますが、使い続けていると重大な事故を引き起こす恐れもあるため、使用を始めてから10年経過しているようなら早めの交換がおすすめです。

 

給湯器が壊れる原因

給湯器が壊れる原因とく3つあります。

・経年劣化

・天候による影響

・容量に合っていない使用による負担

それぞれの原因について見ていきましょう。

 

経年劣化

キッチンやユニットバスなどの住宅設備全般にも言えることですが、給湯器も消耗品のため経年劣化によって壊れてしまいます。

給湯器本体が寿命を迎えて故障することもあれば、内部の部品やパーツが破損したり故障したりすることで、動かなくなることもあります。

給湯器が故障してお湯を沸かせなくなったら、まずは耐用年数を確認し、すでに寿命を超えているようなら早めに交換をしましょう。

 

天候による影響

給湯器は天候による影響も受けることがあります。

特に気温の下がる冬の時期は壊れやすいです。

その理由は水温です。

冬の時期は水温が下がるため、お湯を沸かす際に給湯器をフル稼働させなければいけません。

設定温度が高ければ高いほど、水温との温度差が大きくなり稼働する際に多くのエネルギーを消耗します。

使うエネルギーが多いと、その分給湯器にかかる負担も大きくなって故障に至ることがあります。

また、給湯器の配管に溜まった水が凍結すると、配管が破損する恐れもあるため、その点でも冬は給湯器の故障には要注意です。

冬以外にも、大雨が降り給湯器の内部に水が入り込むと、不具合が発生することもあります。

このように、寒い時期や大雨などの天候による影響で給湯器に負担がかかり、寿命が縮まる可能性があるのです。

 

容量に合っていない使用による負担

給湯器には号数が設定されており、号数によって給湯器の能力が変わってきます。

号数が大きければ大きいほど湯量はアップするため、大家族の場合は号数が大きい給湯器をよく使用します。

しかし、家族の人数が増えたにも関わらず、交換をせずに同じ号数で使い続けたり、家庭用給湯器を業務用として使い続けていると、給湯器に大きな負担がかかります。

適切な号数のものを使わないと、耐用年数より早く寿命がくる可能性もあるでしょう。

 

給湯器の交換の目安

給湯器が完全に故障すると、お湯を沸かせなくなりお風呂に入れなくなります。

冬の時期に故障してしまったら、冷たい水で洗い物をしなければならず、住む人に大きな負担がかかります。

できれば壊れる前に給湯器の交換をする方がおすすめです。

そこで、給湯器の交換時期を判断する目安を紹介します。

 

お湯が出るまで時間がかかるようになった

給湯器を使い続けていると、お湯が出るまでに時間がかかるようになった、と感じることもあるのではないでしょうか。

この場合、経年劣化によって給湯器の性能が下がっている可能性があります。

そのまま放置していると、いずれお湯が出てこなくなる可能性もあるので、早めの交換をおすすめします。

 

給湯器から変な臭いがする

給湯器の配管や部品が劣化すると、ガスの臭いや焦げたような臭いが発生することがあります。

給湯器から変な臭いが発生したと気づいたら、すぐに使用をやめてください。

ガス漏れをしていたり、正常に燃焼できなくなっていたりする恐れがあり、使用を続けることは大変危険です。

もし使用し続けた場合、ガスに引火して火災を引き起こすなどの大きな事故に繋がる可能性もあります。

早急に業者に点検してもらい、場合によっては修理・交換をしてください。

 

お湯の温度が不安定になった

経年劣化などにより、お湯の温度が不安定になることがあります。

もしお湯の温度が上がったり下がったりと安定していないことに気づいたら、そろそろ交換時期です。

ただ、給湯器によってはガス代の節約のためにお湯の温度を自動で変動させる機能が備わっているものもあります。

そのような機能がついていないのであれば、交換を検討しましょう。

 

給湯器が異音を発している

給湯器はガスに着火する時に「ボッ」と着火音が発生します。

しかし、交換時期になると今までよりも大きな着火音がでたり、ピーという音がで始めることがあります。

ピーという音は、ファンモーターに異常が発生していたり、ガスと空気のバランスが乱れて空気過剰になったりしている場合に鳴ります。

給湯器が異音を発していたらすぐに業者に点検をお願いし、場合によってはすぐに交換しましょう。

 

給湯器から水漏れしている

配管や内部の部品が劣化すると、給湯器から水漏れすることもあります。

水漏れの原因は、凍結や経年劣化です。

耐用年数近くまで使用している場合、経年劣化が原因の可能性が大きいため、業者に点検してもらい、修理・故障を検討しましょう。

 

給湯器が錆びている

給湯器の排気口付近は水分が含まれるためサビが発生しやすくなります。

給湯器にサビが発生すると、お湯の色が濁ったり、お湯に鉄分が多く含まれたりして、入浴する際に健康被害に繋がる恐れもあります。

排気口周りを確認し、サビが確認できたら交換を検討してください。

 

給湯器のリモコンが壊れた

給湯器を長く使っているとリモコンが壊れることがあります。

リモコンが故障したら、互換性のある他のリモコンに交換することも可能です。

しかし、給湯器とリモコンを使用して8〜10年程度経過しているのであれば、リモコンだけでなく給湯器も一緒に交換した方が良いでしょう。

リモコンだけ交換してすぐに給湯器本体が故障してしまうと、リモコン交換費用が無駄になってしまう可能性があるからです。

リモコンが故障した時に、給湯器を使い始めてどのくらい経過しているかを確認し、必要であれば思い切って給湯器本体も交換してしまいましょう。

 

給湯器から黒い煙が出ている

給湯器を使っていると、白い煙が発生することがよくありますが、黒い煙が出ていたら要注意です。

黒い煙は、不完全燃焼を起こしている恐れがあり、大変危険です。

すぐに業者に相談して修理・交換をしましょう。

 

給湯器の耐用年数を超えたのに使用している

給湯器の耐用年数である約10年を過ぎても使用している場合は、早めに業者に点検してもらって交換を検討しましょう。

これまで解説したように、耐用年数を過ぎていると部品や配管などに不調が出てきます。

使っていて不調が出ていないと、そのまま使い続けたくなるかもしれません。

しかし、耐用年数を過ぎてまで使っているとある日突然お湯が出なくなったり、ガス漏れなどの重大な事故を引き起こす恐れもあります。

給湯器は10年に1度程度を目安に交換しなければならないと考え、交換のための費用を用意しておくことをおすすめします。

 

給湯器の修理・交換に必要な費用相場

給湯器の標準使用期間は約10年ですが、10年経過する前に故障する場合もあります。

その場合、修理をするか交換をするか悩む場面も出てくるでしょう。

そこで、給湯器の修理や交換にどのくらい費用がかかるのか、相場を紹介します。

 

給湯器の修理

給湯器の修理は、修理する部品や場所によって異なります。

基盤の交換が必要な場合は、大体50,000円程度が相場です。

また、業者の出張料や技術料、既存機器の撤去料に20,000円程度かかるため、最低でも70,000円程度の費用がかかってきます。

また、給湯器の状態によっては修理した後に他の場所が故障してしまうこともあるため、結果的に交換した方が安く済む場合もあるようです。

製造から10年以上経過していると、部品の生産が終了しており、修理自体が難しい場合もあるので、その場合は交換するようにしましょう。

ちなみに、給湯器は故障していなくても10年程度経過していたら、点検・交換が推奨されています。

点検費用は大体7,000〜9,000円です。

 

給湯器の購入

給湯器の本体価格はメーカーや号数、追い焚き有無、暖房機能有無などで変わってきます。

暖房機能の付いていない一般的な価格相場は以下です。

・追い焚き機能なし 170,000〜200,000円

・オートタイプ(お湯はり・保温を自動で行う) 320,000〜370,000円

・フルオートタイプ(足湯や配管自動洗浄まで自動で行う) 350,000〜400,000円

暖房機能付きの場合の給湯器の価格は以下のようになります。

・オートタイプ 410,000〜430,000円

・フルオートタイプ 440,000〜450,000円

ここから交換のための工事費用が加わります。

工事費用の相場は大体40,000〜50,000円です。

給湯器は、見積もりを提示する業者によって同じ製品でも価格が異なることがあります。

少しでも費用を抑えたいなら、複数業者に相見積もりを取ったり、オンラインショップで購入するのもおすすめです。

 

給湯器を購入する場合の選び方

既存の給湯器の寿命がくると、新しく給湯器を購入・交換しなければなりません。

そこで、給湯器を購入する場合の選び方を解説していきます。

 

どこにどうやって設置するのか確認する

給湯器は建物の中に設置する屋内設置タイプと、建物の外に設置する屋外設置タイプがあります。

・屋内設置タイプ 給湯器の吸排気を煙突でするFF方式・BF方式・FE方式などがあり、設置方法は「壁掛型」や「浴室据置型」がある。

・屋外設置タイプ 設置タイプは「壁掛型」「据置型」、マンションに設置する「パイプシャフト型」がある。

一戸建ての場合は、屋外に設置することが多く、マンションの場合はパイプシャフト型が多いです。

屋外に設置できない場合や店舗の場合、屋内やベランダなどに設置することもあります。

 

給湯器の動力を確認して選ぶ

給湯器の動力は、主に以下の3種類があります。

・ガス(都市ガス・LPガス) 設置コストが安い・本体がコンパクトで設置しやすい

・電気 ガスよりも設置費用が高いが、事故のリスクが低い

・石油 寿命が長くランニングコストも比較的低めだが、燃料切れのリスクや石油タンクの取り付けスペースが必要

一般的に多いのはガス給湯器ですが、最近では省エネ住宅にするためにエコキュートなどの電気給湯器を採用し、オール電化住宅にする人も多いです。

 

号数で選ぶ

号数とは、給湯能力を示す単位で、例えば1分間に24リットルのお湯を出せる場合、24号になります。

一般的な家庭の場合、16号・20号・24号のいずれかを選ぶことが多いです。

家族の人数や家の大きさに合わせて号数を選ぶようにしましょう。

 

給湯器を交換する際の業者の選び方

給湯器の交換を決めたら、業者を選ばなければなりません。

業者選びのポイントは5つあります。

・アフターフォロー・施工保証が充実しているか

・適正価格かどうか

・自社施工かどうか

・対応スピードが速いかどうか

・実績や資格・口コミがあるかどうか

それぞれのポイントを見ていきましょう。

 

アフターフォロー・施工保証が充実しているか

アフターフォローや施工保証が充実しているところを選ぶようにしましょう。

工事品質が高いほど、アフターフォローや保証を充実させている傾向があります。

アフターフォローには以下のようなものがあります。

・次の交換時期までの定期的なメンテナンス

・メーカーの延長保証加入手続きをサポートしてくれる

・配管部分の不具合を無償で対応してくれる

上記のように手厚いアフターフォローがあるのかどうかは、契約前に確認しましょう。

どのくらいの範囲まで無料で保証してくれるのかも重要ですので、聞いてみてくださいね。

また、給湯器本体には「メーカー保証」がついている場合がほとんどですが、メーカー保証以外に「業者保証」もあるかどうかの確認もしましょう。

 

適正価格かどうか

できれば安い価格で工事を行ってくれる業者にお願いしたいと思う人も多いですが、あまりにも安すぎる業者は要注意です。

安すぎると、品質や技術に不安が残るだけでなく、工事が始まって突然追加費用を請求される可能性もあります。

適正価格かどうかは、複数の業者に見積もりをとって確認するようにしましょう。

先に説明した費用相場も参考にしてみてください。

他にも、見積もりの内容はしっかりと見るようにしましょう。

「〇〇工事一式」としか書かれていない見積もりの場合は、しっかりと詳細を聞き、どこまで見積もりに含まれているのかを確認する必要があります。

内訳までしっかりと書いてある見積もりの方が把握しやすいので、内訳を記載している業者の方が信頼できるかもしれませんね。

 

自社施工かどうか

費用を安く抑えたいなら、自社施工している業者にお願いするのがおすすめです。

ホームセンターや給湯器メーカーに依頼すると、施工は外注にお願いすることが多いです。

外注に依頼する場合、外注の利益分確保のためにその分費用が高くなります。

自社施工であれば、外注を挟まないためその利益分を安く抑えられます。

 

対応スピードが速いかどうか

給湯器が故障して急ぎの工事が必要な場合、業者の対応スピードが速いかどうかも重要なポイントです。

地元の業者に依頼するのが最も対応スピードが早くなることが多いです。

対応可能エリアから外れた業者に依頼した場合、打ち合わせに時間がかかったり出張料金を請求される可能性もあります。

また、お願いする業者が様々なメーカー・型番の給湯器を取り扱っているか、在庫を豊富に取り揃えているかも業者を選ぶ際に見るべきポイントです。

給湯器を発注してから納品に時間がかかると工事が遅れてしまいます。

後ほど説明しますが、最近では半導体不足などの国際情勢により給湯器の在庫状況が品薄なことが多くなっています。

業者に在庫状況を確認し、最短で納品できる時期なども聞いておくと良いでしょう。

 

実績や資格・口コミがあるかどうか

業者の中には悪徳業者や不誠実な業者も存在します。

そのような業者に当たらないためにも、業者が持っている資格や口コミ・実績などをチェックしておきましょう。

資格は、「液化石油ガス設備士」「給水装置工事主任技術者」「ガス可とう管接続工事監督者」「簡易内管施工士」などを保有しているかどうかを確認しておきましょう。

また、実際に利用した人の口コミがあるかどうかや、ホームページに工事実績を公開しているかどうかも重要です。

良い評価を受けているのか、実績件数は多いかなどを見ておきましょう。

 

給湯器の故障を予防する方法

少しでも長く給湯器を使うためにも、日々の点検やメンテナンスをすることが大切です。

自分でもできる給湯器の故障を予防する方法を解説します。

 

凍結しないようにする

給湯器内部の熱交換器が破裂して水漏れを起こすという故障はよく起きます。

これは、冬場に長期間給湯器を使わずに電源を抜いてしまったことにより。

給湯器内部の凍結防止ヒーターが作動しなくなることで引き起こされる故障です。

給湯器の中の水が凍って膨張することによって破裂を引き起こします。

たとえ冬場であっても、給湯器の内部が故障しないように電源を抜かず、凍結させないようにしましょう。

また、凍結した配管を解凍するためにお湯をかけた場合、配管の破損や給湯器の故障に繋がる恐れがあるので無理やり解凍させないようにしましょう。

凍結した場合は、気温が上がって自然解凍するのを待ってください。

 

循環アダプターを掃除する

追い焚き機能付きの給湯器は、浴槽の給湯器の間をお湯が行き来します。

そのため、特装側に循環アダプターが取り付けられており、循環アダプターにはゴミを取り除くためのフィルターが付いています。

フィルターが詰まると、お湯が循環しにくくなり追い焚きが正常に行われなくなり、徐々にお湯が適温で出なくなってくる可能性もあるのです。

フィルターが詰まっていると、給湯器が空焚きをおこし故障に繋がる恐れもあるので、定期的にフィルター掃除をするようにしましょう。

 

入浴剤の使用を控える

追い焚き機能付きの給湯器の場合、入浴剤の使用を控えるように取扱説明書に書かれています。

これは、給湯器の追い焚き機能が、浴槽内のお湯を吸い込んで配管を通じて給湯器内に運び込まれる仕組みになっているため、入浴剤の成分によっては給湯器の配管を傷つけてしまう可能性があるからです。

できるだけ入浴剤の使用を控えるか、硫黄や酸・塩分などを多く含む入浴剤を使用しないように、入浴剤の成分を確認してから使うようにしましょう。

 

リモコンを掃除する

リモコンを掃除する際、塩素系・酸性・アルカリ性の洗剤、ベンジン・シンナーなどの有機溶剤やメラミンスポンジは使用しないようにしましょう。

変色や変形、傷や割れなどの原因にもなります。

リモコンの表面が汚れたら、湿った布で軽く拭いて掃除してください。

リビングやキッチンに設置するリモコンは防水性ではないため、水がかかると故障の原因にもなるので注意してください。

 

給湯器の周りにものを置かない

屋外に設置する給湯器の場合、排気口の近くに障害物があると故障する恐れがあります。

これは、排気口から排出された排気が障害物に当たり、給湯器の給気口から排気が入ってショートサーキットを起こす可能性があるからです。

ショートサーキットとは、循環フィルターのゴミ詰まりなどによって設定温度まで上がらなくなる現象のことです。

排気によってショートサーキットが発生すると、不完全燃焼を引き起こし故障の原因にもなります。

給気口・排気口を塞がないように、給湯器の周りにはものを置かないようにしましょう。

また、周辺に雑草が生えていたり、蜘蛛の巣が張っていたり、虫が混入したりするとそれも故障の原因になるので定期的な掃除を心がけましょう。

 

2024年にエコキュート交換によって利用できる補助金

エコキュートとは、空気熱を利用しヒートポンプ技術で沸かす電気を動力とした給湯器です。

電気代を抑えられて省エネのため、最近ではオール電化住宅にするために採用する人も増えています。

また、太陽光発電や蓄電池を合わせて使えば、自家発電によってエコキュートを使えるようになるためさらに賢く電気の利用も可能です。

停電などの災害時にも太陽光発電や蓄電池と合わせて使えるので、数日間は普段通りの生活もできます。

そんなエコキュートは、交換費用に40〜50万円程度かかってきます。

機能やタイプによっては70万円以上かかることもあるため、決して安い買い物ではないため、交換を躊躇う方もいるのではないでしょうか。

そこで利用したいのが補助金制度です。

給湯器交換によって利用できる補助金制度は以下のようなものがあります。

・高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金

・子育てエコホーム支援事業

・自治体の給湯器補助金

補助金によっては1台につき10万円以上の補助金がもらえる可能性もあります。

給湯器をエコキュートにするのを検討されている方は、補助金制度も賢く使ってみましょう。

 

2024年に給湯器交換を検討している方への注意ポイント

2024年に給湯器の交換を検討している方は、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

そのポイントについて解説していきます。

 

給湯器の在庫状況が品薄になっている

新型コロナウイルスの感染拡大の影響から給湯器の品薄が騒がれていましたが、海外からの部品製造の遅延や輸送のためのコンテナ不足は未だに十分に解消されていません。

そのため、2024年現在でも品薄状態が続いています。

給湯器が故障し、動かなくなってしまった時に交換を業者に依頼しても、商品がなくすぐに交換ができない可能性もあるということです。

どのメーカーも給湯器が品薄になっているため、発注から入荷まで約6ヶ月もかかる可能性もあります。

そろそろ給湯器の寿命だな、と思ったら早めに業者に点検を相談し、早めの給湯器発注を依頼しましょう。

 

原料価格の高騰により給湯器の値上がりが予想される

給湯器の部材となる原料価格が高騰しており、2022年には給湯器本体の価格が値上がりしましたが、2024年以降も値上がりすると予想されています。

耐用年数が近いのであれば、値上がり前に購入をおすすめします。

 

ガス・電気代値上げによる負担を減らそう

ガスと電気代の値上がりも続いており、家計に大きな打撃を受けている方も多いのではないでしょうか。

古い給湯器を使い続けるよりも最新の省エネタイプの給湯器に変える方が、光熱費を節約できる可能性が高いです。

交換時期が近いのであれば、早めに給湯器を交換するようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

給湯器の寿命や交換時期の目安などについて解説しました。

給湯器は、毎日お湯を安全に使うためにも耐用年数や寿命に合わせて使用することをおすすめします。

交換や修理には費用が発生しますが、不調を放置していると大きな事故に繋がったり、しばらくお湯が使えないなどの不便な生活をしなければならなかったりといった事態が起こります。

少しでも故障を予防し、耐用年数まで安全に使えるように、日々のメンテナンスも行いましょう。

 

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