【マイホームが欲しい方必見!】家づくりの流れや18工程のポイントをプロが解説

2023.11.01

夢のマイホームを建てるというのは大きなプロジェクトでもあり、多くの人々にとって一生に一度の買い物です。

そのため、計画や予算から引き渡し後のアフターフォローでの流れを理解しておきたいと思う方も少なくないでしょう。

 

そこで今回は、家づくりの流れをわかりやすく徹底解説していきます。

家づくりに悩まれている方はこちらをぜひ参考にしてみてください。

家づくりの流れと18工程

家づくりの流れと18工程のポイント

 

専門家の知識と経験が家づくりの成功には欠かせません。

マイホームを購入する際は、決してあせることなく以下で紹介する流れとポイントを必ずチェックした上で物件選びをしましょう。

 

1.住宅購入予算を決める

まずは住宅購入予算を決めることです。

どのような家をつくりたいかを明確化し、予算を設定することが重要です。

住宅ローンの検討や資金の工面なども含めしっかりと計画することをおすすめします。

 

2.マイホームを建てる土地を決める

購入予算が決まったら、次にマイホームを建てる土地を決めます。

何となく土地を探していても購入する基準がなければ土地を選ぶことはできません。

土地を探し始める前にエリアや間取り、生活環境、防災対策、将来性など事前に基準を決めておくことをおすすめします。

ここでの内容をある程度決めておくことで土地探しの無駄をなくすことができ、自分のニーズや優先順位にあった理想の土地情報を効率良く見つけることができます。

 

3.建設会社選びを始める

建設会社を選び始めます。

建築実例をみながら、実績と信頼性、専門知識と技術力、施工費用などを踏まえて、施工の進捗や要望などを担当者に適切にコミュニケーションを取れるかどうか判断することが重要です。

ここでは信頼できる会社を選ぶことがポイントです。

 

4.設計プラン・概算見積

設計プランと概算見積です。

間取りや設備をどうするかを考え、計画を立てることが大切です。

戸建て住宅の設計プランは、家族の人数やライフスタイル、予算などを考慮して、理想の生活環境を具体化するための計画です。

一方、概算見積は家づくりの予算を把握するために行われるもので、建築業者などに相談し、希望する仕様に基づいて、おおまかな費用を算出してもらうことです。

構造や設備、内装などによって費用が変動するため、具体的な見積ではなく、おおよその金額を把握することが重要になります。

 

5.住宅ローンの検討と事前審査

住宅ローンの検討と事前審査

住宅ローンの検討と事前審査です。

住宅ローンとは、住宅を購入するための融資をうけるためのローンを指します。

長期間の借り入れであり、返済期間も数十年に渡ることが一般的な為、自身の経済状況や目標に合った借り入れ方法を検討することがポイントです。

一方、事前審審査とは、住宅ローンを借り入れる前に、金融機関が借り手の信用状況や返済能力などを確認する手続きのことです。

具体的には借金の返済状況や債務の有無、クレジットカードの利用履歴など個人や企業の信用に関する情報が調査されます。

事前審査の目的は、住宅ローンも借り手が返済能力を持っているかどうかを確認する事です。

無理のない範囲で借り入れを検討し、金融機関の事前審査を通過することで、住宅ローンの借り入れプロセスを円滑に進めることができます。
これにより、不動産の購入や建築計画を進める際に有利な状況を築くことができるでしょう。

 

6.設計申し込み

設計の申し込みでは、新築住宅を建てる際に、建築設計事務所や建築士に対して設計の依頼を行います。

家づくりの設計申し込みをすると、建築士や設計事務所は、クライアントの要望や予算に基づいて、建物のデザインや間取り、構造などを設計する役割を果たします。

設計申し込みをすると、具体的なイメージが形になり、家づくりの具体的な工程が積極的に進められるようになります。

また、建築士や設計事務所は、設計図面の作成や構造計算、申請手続きの代行なども行ってくれます。

 

7.地盤調査

地盤の調査は、家を建てる際に行われる、地盤の状態を調査する作業のことです。

地盤の強度や沈下のリスク、地震への耐久性などを確認することで、建物が安心して地震や自然災害に耐えられるかを判断します。

専門の技術者や建築士によって行われ、土壌や地下水の調査、地質構造の解析、地震動のシミュレーションなどが行われます。

調査結果に基づいて、適切な地盤改良技術や建物の基礎計算が行われ、安全な建物を建てるための基礎となるので重要になります。

 

8.施工者と詳細打合せ

施主と施工者との間で具体的な家づくりのプランや仕様を確定するために行われる打ち合わせを行います。

打ち合わせでは、要望や希望を施工者に伝えることから始まります。

好みやライフスタイル、予算などを施工者に伝えることで最適なプランや仕様を提案してもらうことができます。

要望を具体的な形にするための重要なプロセスにもなるのでお互いの意見をしっかり共有しながら進めることが大事です。

 

9.仕様決定・見積

仕様決定と見積を行います。

仕様決定は、新築住宅の具体的な仕様を決める作業です。

これには、建物の構造、空間、間取り、外観や内装のデザイン、設計設備など、住宅性能に関するさまざまな要素が含まれます。

また、予算やスタイルに合わせて、必要な要素を選択し情報収集することも重要です。

次に見積もりは、お客様と建設業者とのコミュニケーションが欠かせない作業であり、お互いの要望や制約に合わせて最適なプラン作成を行うことで、成功につなげることができます。

 

10.本審査

家の売買契約を行うためには、住宅を購入する際の資金を借り入れることが必要です。そのためには、金融機関への本審査を通過する必要があります。

本審査の際には、本人確認や収入確認用書類の他にも、購入物件の詳細が確認できる図面などの書類の提出が必要になります。

 

11.売買契約

土地の売買契約は土地の所有者と家づくりを希望する2人の間で行われる契約のことです。

この契約には、土地の売却および住宅の建設という2つの要素を含んでいます。

まず、土地の所有者と家づくりを希望する契約者との間で土地の売買価格や条件などを合意します。

そのあと、双方は契約書に署名し、売買契約書を締結します。

契約締結後は、土地の所有者は土地の所有権を売買相手に壌渡し、売買相手は土地を購入します。

一方、住宅建設や家づくりを希望する個人は土地を所有することになり、そこに住宅を建設する手続きを進めていきます。

住宅建設は、土地の利用目的や建築基準法などの法制度に基づいて行われます。

住宅が完成したら、所有者は住宅を利用することができます。

このように、家づくりの土地売買契約は土地の売買と住宅建設を包括した契約であり、新築住宅を希望する人々にとって重要な契約になります。

 

12.建築確認申請

建築確認申請は、家を建てる際に、関係機関に提出する手続きのことです。

建築基準法や都道府県の建築条例基づき、建築物の安全性や衛星状態が確認されることで

建築物の着工や使用が許可されます。

また、建築確認申請は、地方自治体の建築行政によって行われます。

申請後、関係機関の建築士や技術者が建物の建設や施工内容を審査し、法的に適合しているかを確認します。

審査に合格すると、建築確認証や建築許可が交付され、建築工事が開始できます。

建築物の安全性や品質を守り、災害や事故のリスクを軽減するための手続きなので重要です。

 

13.地鎮祭

1地鎮祭は、家や建物を建てる前に行われる日本の伝統的な祭りです。

家の敷地に地主神や土地神を鎮め、土地の神聖さを確認し、家の建設に神のかごを得るためのものです。

安全な工事進行や家庭の平和を祈願し、無事に家づくりが進むように神に祈りを捧げます。地鎮祭のあとはいよいよ建設工事の開始です。

 

14.着工

着工

着工は、家づくりの建設がはじまることを指します。

具体的には、建築物の基礎工事、構造の組み立て、外装や内装の工事などが着工の対象となります。

着工前には、建設や申請手続きが行われ、着工の日程や工程がきまります。

基本、着工は家づくりの流れや目標を測るために重要であり、スタートをお祝いするセレモニーなども行われることもあります。

 

15.登記手続き

登記手続きは、

引き渡し後の建築物を所有者の名義で公的な登記簿に登録する手続きのことです。

これにより、建物所有者が明確化され、所有者の権利や利益が守られます。

登記は、不動産取引の信頼性を高めるために行われる重要な手続きであり、住宅ローンの借入や売却などの際にも必要となります。

家づくりの際には適切な登記手続きを行うことが重要になります。

 

16.住宅ローン実行

登記手続き後、住宅ローン実行がされます。

住宅ローン申込が実行され、住宅引き渡し日に販売価格から自己資金分を支払い、残りの金額を住宅ローンで賄うことになります。

住宅ローンの返済額は一般的には毎月の定額返済となりますが、具体的な返済方法や返済期間は契約内容や金融機関の条件によって異なります。

 

17.引き渡し

いよいよマイホームの引き渡しです。

建築物の完成を意味し、建築物を所有者に引き渡すことを指します。

この段階で所有者は建物を利用し入居することができるようになります。

一般的な流れとしては、建築工事が進行し、工事完了後に竣工検査が行われます。

竣工検査では建物の完成度や確認事項が確認されたあと建築物のカギや申請書類からの説明が行われ問題がなければ引き渡しの手続きが行われ完了です。

 

18.アフターサポート

アフターサポート

アフターサポートは、完成後も安心して暮らせるよう、アフターサービスや定期的なアフターメンテナンスなどの保証を受けることを指します。

一般的には、家が完成してから一定期間、建築会社やハウスメーカーが顧客に対して提供するサービスですが、アフターフォローにはいくつかの要素があります。

例えば、完成後のトラブルや不具合に対しての対応、日常的な相談やトラブルも含まれます。

定期的な点検・メンテナンスを行い、お客様の安心・安全な住まいの暮らしのサポートを提供することが求められます。

 

まとめ

今回は、家づくりの流れとポイントについてご紹介しました。

注文住宅は自分たちの希望や予算を考慮しながら、性能も考えしっかりと計画し、信頼できる施工会社との打ち合わせを重ねながら進めることが成功の秘訣です。

また、途中で変更やトラブルが生じることも考えられますので、柔軟性をもって進めることも重要です。

これらのステップに従いスムーズな家づくりを実現しましょう。

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