マイホームでペットと暮らしたい!工夫するポイントと注意点を解説

マイホームでペットと暮らすためには、工夫するポイントと注意点があります。

日々の生活に癒しをもたらしてくれるペット。生活を共にすることで、家族同然の大切な存在となりますが、人間とは異なる点があるのも事実です。

マイホームでペットと快適な生活を送るためには人間側の配慮が不可欠です。

そこでマイホームでペットと快適に暮らすためのポイントや注意点を解説します。

 

目次

マイホームで一緒に暮らすために知っておくべきペットの習性

犬

マイホームでペットと暮らすためには、ペットを理解することが大切です。

ペットも種類によって個性・習性が異なります。工夫するポイントや注意点は、一緒に暮らしたいペットの種類によって異なります。

そのため、まずは人気のペットの種類のそれぞれの特徴を把握しておきます。

 

小型犬の特性

小型犬は好奇心旺盛で動きが活発なペットです。

人懐っこさも好奇心からのもので、物事に興味を示しやすいです。

そのため、視界に入るものに触れようとします。物を咥えてどこかに運んだり、庭に穴を掘って埋めてしまうこともあります。

また、犬はオオカミから進化したとされているためか、マイホームの中でも狭くて暗い所を好む習性があります。

 

大型犬の特性

小型犬と比べると好奇心は落ち着いているものの、観察眼が高まっています。

そのため、マイホーム内の人間関係を観察し、家の中の「強者」には服従する一方で、家の中の「弱者」の言うことを聞かなくなり、ぞんざいに扱うようになります。

小型犬のように自ら積極的に動く機会は少ないものの、散歩は好きで1日1回の散歩が必須となります。

 

猫の特性

猫は自由気ままです。人懐っこい猫もいますが、人との干渉を嫌う猫もいます。マイホームの外に出たがる猫もいれば、マイホームの中から外への警戒心の強い猫もいれば、好奇心旺盛な猫、人への警戒感を露にする猫など、十人十色ですが、動くものへの好奇心が強い傾向にあります。また、いずれのタイプの猫もさほど手がかかりません。餌とトイレさえ覚えさせると、他のペットと比べると手間がかからない点が特徴です。

 

水棲動物の特性

水棲動物もそれぞれ個性が異なりますが、いずれの水棲動物も水槽で飼うことになるため適切な環境構築が求められます。水温、水内酸素濃度など水質や、多種類飼育する場合には同じ水槽での飼育が可能なのかを把握しておく必要があります。犬や猫と比べると環境構築のための手間がかかりますが、だからこそ愛情が深まりやすいです。

 

ペットと一緒にマイホームで暮らすための10のポイント

ペットと暮らす

ペットの種類も多種多様ではありますが、マイホームでペットと暮らすためのポイントを10、紹介します。

 

1.ペットにストレスを与えない

ペットにストレスを与えない環境は、結果的にマイホームを大切にすることに繋がります。

ストレスとなる行為はペットによって異なりますが、ストレスを多々感じる環境にいるペットは好戦的になったり怠惰になるなどペット本来の魅力を損ねてしまいます。

ペットとの生活が楽しいものではなく、負担となりかねないため、一緒に暮らすペットの特徴は飼う前に把握しておきましょう。

 

2.和室は相性が悪い

いずれのペットも、マイホームとの相性が悪いです。和室には畳、襖、障子などペットの好奇心を刺激し、かつ傷ついてしまうものがあります。

常にペットに目を光らせることが可能な環境であれば和室へのダメージ防止が可能です。

しかし目を離した際、襖や障子がボロボロになっている可能性があります。

新しく張り替えたところで、「してはならない」と伝えることが難しく、再度ボロボロにする可能性もあります。そのため、ペットを飼うのであれば和室の設置は控えた方が無難です。

 

3.「ペット目線」を考える

マイホームにおける「ペット目線」を考慮することも大切です。

ペットは人間より小さいです。

人間には便利でもペットには不便なことは珍しくありません。体格・目の高さが異なるため、人間が見るマイホームの光景と、ペットから見えるマイホームの光景は異なります。

例えば段差。

人間にとっては特に気に留めるほどのものではない段差も、ペットによっては大きな負担となりかねません。

猫のように跳躍力のあるペットであれば問題ありませんが、子犬にとっては数cmでも「自分の体に迫る大きさの段差」です。人間目線ではなく、ペット目線の環境・動線を考えることが大切です。

 

4.床の清潔感への配慮

犬や猫のペットを飼う場合、床の清潔感が求められます。

ペットは好奇心が旺盛です。

そのため、床に落ちているものに興味を示し、手で触れるだけではなく飲み込んでしまう可能性があります。子どもにも同じリスクがありますが、子どもには言い聞かせることができます。

しかしペットに言い聞かせることは難しいです。そのため、マイホーム内にペットがうっかり飲み込んでしまうようなものを散乱させない清潔感・配慮が求められます。

 

5.家族のライフスタイルとの親和性

ペットによって手のかかり方は異なります。

そのため、マイホーム環境だけではなく家族のライフスタイルとの親和性が求められます。家に人がいない時間の多い家庭の場合、ペットの世話が疎かになり、ペットにストレスを与えることになります。

飼いたいペットの飼育の手間と家族が家にいる時間のバランスもまた、ペットを飼うための大切なポイントです。

 

6.周辺への配慮を怠らない

ペットは何をするか分からない点があります。

言い聞かせることもできません。

そのため、時に周辺に迷惑をかけてしまうこともあります。マイホーム内だけでは飽き足らず、隣家に入り込んでしまうことも珍しくありません。

そのため、周囲に出ないよう配慮することはもちろんですが、隣家に迷惑をかけてしまった場合、頭を下げることになります。知らぬ存ぜぬを押し通した場合、迷惑をかけた隣家とトラブルになる可能性があるので気を付けましょう。

 

7.アレルギーのチェックをしておく

世の中には様々なアレルギーがありますが、「ペットアレルギー」もあります。

猫をペットにと考えている人が、猫アレルギーではペットに触れる度にアレルギーが生じます。自覚がないとしても、アレルギーが潜んでいる可能性があります。

ペットとの生活の楽しさが半減しかねないだけに、アレルギーがないことを確認しておきましょう。

 

8.掃除をこまめに行う

ペットは様々な場所を行き来します。

マイホーム内だけではなく、庭に繰り出すペットもいるでしょう。そのためマイホーム外の汚れをマイホーム内に持ってきてしまいます。ペット自身が汚れていることもあるでしょう。

そのため、こまめに掃除を行う必要があります。マイホーム内の衛生環境は健康に直結する部分です。ペットを飼う場合、人間だけで住んでいるよりもこまめな掃除を心がけましょう。

 

9.複数のペットを飼育するなら相性も重要

ペットを複数飼う場合、コストやそれまでの実績で「飼える・飼えない」を考えるのではなく、ペット同士の相性も大切です。

人間同様、ペット同士でも合う・合わないがあります。

ペットを増やしてより楽しいマイホームにと思っていたものの、ペット同士の相性が悪く、それまで明るかったペットが急に攻撃的になることもあるため、慎重に検討しましょう。

 

10.「後で」ではなく初めからペット仕様のマイホームに

マイホーム建築後にペットとの暮らしを考えるのではなく、マイホームの購入段階でペットとの暮らしを検討し、人間だけではなくペットも暮らしやすいマイホームを建てる方が、後で手間がかかりません。後からリフォームとなれば、できること・できないことがありますし、動線や間取りなどそれまでのバランスを崩すことになりかねません。価値観が変わることは致し方ないですが、設計段階からペットとの暮らしを想定して建設されたマイホームの方が人間・ペットそれぞれが住みやすいです。

 

ペットと暮らせるマイホームを建てる!業者選びのポイントは?

マイホームでペットと暮らすためには、建設段階からペットとの暮らしを想定したマイホームづくりが大切です。

そこで、ペットと暮らせるマイホームを任せられる業者選びのポイントを紹介します。

1. 「ペット」の文言を強調している業者

マイホームの建設・施工を行っている業者は多々あります。

多くの業者がそれぞれの強みをアピールし、マイホームを検討している顧客にアピールしています。

その際、「ペット」の文言を使用している業者はペットと暮らすマイホームづくりを得意としている可能性が高いです。

ペットとの生活は人間だけが住むマイホームとはコンセプトが異なりますが、ペットと暮らせるマイホームを得意としている業者であれば、ペットとの暮らしをふまえ、人間・ペットそれぞれにマッチしたマイホームを建ててくれることでしょう。

 

2.柔軟な対応を取る業者

依頼者の声に耳を傾けるだけではなく、要望を受けて新しいマイホームの形を提案してくれる柔軟な業者であるかも大切です。

あくまでも自分たちが提供しているスタイルのマイホームを建てるスタンスなのか、あるいは依頼者に寄り添う業者なのかもまた、それぞれ異なります。

柔軟な姿勢の業者であれば、ペットと暮らすことを前提にした家づくりに対して前向きなプランの提案やアドバイス・サポートを行ってくれることでしょう。

 

3.ペットと暮らせるマイホームの施工実績がある

これまでにペットと暮らせるマイホームを手掛けた実績のある業者で、かつその事例が多ければ多い程ペットと暮らせるマイホームのノウハウを多々持っていることになります。施工業者も得手不得手があります。

施工事例の多い業者であれば、ペットと暮らせるマイホームを得意としていると考えてよいでしょう。

一方、ペットと暮らせるマイホームの施工事例がない業者に依頼した場合、手探りでのマイホーム建築となる可能性が高いです。

 

4.ペットへの理解

ペットへの「愛情」と言い換えてもよいでしょう。

ペットに関する価値観も多種多様ですが、ペットと暮らせるマイホームの技術力・設計力・施工力だけではなく、ペットへの理解・愛情も大切です。

ペットへの理解・愛情のある業者であれば、ペットの細かい部分まで考慮した家づくりを実践してくれることでしょう。

 

ペットと暮らすマイホームで工夫するポイント

これからペットと暮らすマイホームを建てる際、ペットとの暮らしがより楽しくなるために心がけたい点や工夫のポイントを紹介します。

 

1.階段は緩やかに設定する

階段が急では、特に子犬は登れない可能性があります。

すると、子犬を移動させるために人が手を貸さなければなりません。子犬そのものも移動範囲に制限が出るため、ストレスとなります。

子犬でも上り下りできる階段であれば、マイホームの中を駆け巡ることができるので、手間もかからなければ、子犬もストレスのない生活を送ることができます。

 

2.ペットフェンスを設置する

人間が「危ない」と認識できる場所でも、ペットは判断できずに落ちてしまう可能性があります。特に2階や屋根裏、ロフトではその傾向が強まります。

そこで、ペットが侵入する可能性のある場所、動線にはペットフェンスを設置することで、マイホーム内での事故を未然に防ぐことができます。

 

3.滑りにくく傷がつきにくい床材を採用する

滑りやすいフローリングは、ペットに負担がかかります。

ペットがメインとなるスペースにはコルクなど滑りにくい床材の採用やペット用のコーティングを行うことで、ペットの負担を軽減できます。

また、好奇心の強いペットはマイホーム内を散策します。そのため、傷がつきやすい床材ではマイホーム内の床が傷だらけになってしまいます。

 

4.掃除しやすい環境を意識する

ペットの抜け毛、外で遊んだ際のゴミなど、どうしても汚れが生じるものです。

ペットとの暮らしではこまめな掃除が大切だとお伝えしましたのもそのためですが、だからこそ掃除しやすいマイホーム環境を構築することも大切です。

汚れが付きにくい素材を選ぶことや、掃除しやすいようできる限り段差を作らない、フラット環境にする点、場所を問わずに掃除機を持ち運びできるよう、コンセントを多く設置するなどの工夫も必要です。

 

5.ペットのプライバシーにも配慮する

人間同様、ペットもプライバシーが大切です。

例えばエサや水、トイレスペースは、人間同様ペットも「見られたくない」意識が働きます。

人間から見られない場所に設置したり、あるいはプライバシーを確保できるペット専用のスペースをマイホーム内に確保してあげると良いでしょう。

 

6.できる限り「コードレス」にする

すべてをコードレスにすることは難しいですが、極力コードレスの環境を構築することも大切です。

コードもまた、ペットにとっては好奇心の対象です。人間にとっては「触れてはならないもの」「弄ると危険なもの」ですが、ペットは危険性が分かりません。

コードをかじって断線したり、断線したコードから漏電したりなど、ペットの行為でコードが「危険な設備」となりかねません。

コードレスにできる部分は積極的にコードレスにすることで、リスクを未然に防ぐことができます。

 

ペットとの暮らしでマイホームにあると便利な設備

ペットとの暮らしでマイホームに用意しておくと、便利な設備がいくつかあります。ペットとの快適な生活のためにも、これらの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

1.帰宅時に足を洗えるスペース

犬を飼う場合に是非設置したい設備です。

犬は散歩が大切ですが、人間のように靴は履きません。素足で散歩し、帰宅したら素足でマイホーム内に戻ります。

そこでちょっとした足洗いスペースを用意してみましょう。

散歩から戻った際に軽く水で洗えるスペースがあると、家の中を清潔に保つことができます。

 

2.ペットドア

ペットだけが通過できる「ペットドア」はペットの好奇心を満たす設備となります。ドアを開けっぱなしにしておくと防犯や空調に問題が生じます。

しかしペットドアを設定すると、ドアを開けていなくともペットが出入りできます。ペット・人間それぞれ便利な設備です。

 

3.昼寝スペース

ペットはマイホーム内に自身のパーソナルスペースを見出すものですが、パーソナルスペース以外の場所に昼寝スペースを設置してあげると、気分に応じて場所を変えることでストレス解消となります。

特におすすめは日中陽が差し込む場所です。

寒い季節でも、冷気に触れることなく温かさを感じられるスペースは、ペットが気に入りやすい場所です。

 

4.ドッグラン

犬を飼う場合には是非設置したいのがドッグランです。

庭、あるいは屋上にドッグランを設置することで、犬の運動不足・ストレスそれぞれを解消できる貴重なスペースとなります。

 

建設後のマイホームでペットと暮らすためのポイント

理想はペットとの生活を想定したマイホーム建築ですが、入居後にペットが欲しくなる場合もあります。

その場合、マイホームでペットと暮らすことは不可能ではありませんが、いくつか注意すべきポイントがあります。

 

リフォームはコストパフォーマンスが悪い

ペットと暮らすためだけのマイホームのリフォームはコストパフォーマンスが悪いです。

間取りの改修はできませんが、遊具や便利アイテムの設置で対応しましょう。

 

インテリアコーディネーターに相談してみる

住まいのプロであるインテリアコーディネーターに相談してみましょう。

ペットと暮らすためのアイディアを出してくれる可能性があります。

 

マイホーム環境に対応したペットを選ぶ

飼いたいペットがマイホームに対応しているかをチェックしておきましょう。

「もしもペットを飼ったら」をシミュレーションし、問題なく飼えるのか。飼いたいペットではなく、マイホームの状況を考えて「飼えるペット」を選ぶのも手です。

 

ペットと暮らすマイホームについてのまとめ

ペットとマイホームで暮らすためには、気を付けるべき点が多々あります。

人間同様、ペットにもペットの思いがあります。ペットの気持ちを踏まえ、ペット・人間それぞれが快適に暮らせるマイホームを目指しましょう。

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